行政用語はむずかしい

予算特別委員会報告

予算特別委員会が3月5日より始まりました。
初日は2009年度の補正予算の審議です。例年は国や都の交付金や補助金の枠が決まった後の9月と、多額に予算と実績が変わるような場合があるので、年度末に最終補正予算というのが出されます。
しかし今年度は国の緊急経済対策の補正予算と連動して、6月9月11月の定例会に毎回補正予算が組まれることになりました。当初予算より総額で20億円ほど追加となり、予算の歳入歳出はおよそ1411億円となりました。

さて今回出された補正予算は4つに分けることができます。①財源が国や都で変更され、出所が変わりますよという財源更正、②契約金が見積もりより低くなりましたという契約落差③仕事の進み具合で支払額が変わりましたという出来高見合④計画変更などで来年度に事業を見送るようなもの、これは債務負担行為補正とか繰越明許費とかになります。
おおよそ①26%②13%③55%④6%ぐらいというものでした。

こういった行政用語を初めて聞いたときには、何を言っているのかさっぱり分かりませんでした。企画財政課長が補正になった理由を口頭で説明するのですが、初めから予算書に明記すればすむようなこともたくさんあり、生活者ネットワークは分かりやすい予算書・決算書への変更を毎回のように要望しています。今回は他会派の議員からも同様の意見が出ていました。

区は定められた必要な項目は記載しているというのですが、区民が払っている大切な税金の使い道を記載する書類です。図書館にも閲覧用の予算書・決算書が置かれるのですから、行政が分かればよい書類ではなく、主権者である区民に分かる書類として整えていくべきです。
図書館に行ったら、ちょっと予算書・決算書を手にとってご覧になってみてください。
(井上八重子)

写真は大井町から西大井へ向かう立会い道路にできた青いラインの自転車走行レーンです。3月6日の土曜日に伊藤学園で、自転車走行レーン完成イベントがありました。参加された方、お話を聞かせてください。