品川・生活者ネットワークの3つ目の議席獲得ならず

投票率は過去最低の31.75%

10月3日行われた品川区議会補欠選挙は品川・生活者ネットワークが擁立した小林けさみは5.810票を獲得しました。
参加と自治のまちづくりをめざし、生活者当事者の意見を反映するために小林けさみを議会に送り出したいと、支持してくださった方の思いをしっかりと受け止め、来年4月の統一地方選に向けて市民政治のすそ野を広げるために、小林けさみとともに活動していきます。

子育てや介護という生活の中の身近な課題、女性が担ってきたこういった問題への政策が進んでこなかった背景には、女性議員がたったの10人しか品川区議会にいないという議会構成にも原因があります。国政政党の会派の議員が多数を占める品川区議会に、市民政治を実現する担い手として小林けさみを議会に送り出すことが出来なかったことは残念ですが、政治は身近なものなのだということを市民の意識の中に引き寄せられたと実感しています。

品川区長選挙と区議会議員補欠選挙の投票率が過去最低の31.75%で投票者数が94.279人という結果でした。20万人の有権者が選挙権を放棄した事になります。区政に無関心の人や政治への信頼がない人がなんと多いことでしょうか。区政への無関心は、区民を置き去りにした決定が繰り返されていることへの反発もあります。有権者の5人に一人しか区長を信任していないという現実を、区長はどう受け止めているのか伺いたいものです。(10月の決算委員会で質す機会があります)

そして今回の投票率の低さは選挙管理委員会の対応の悪さです。選挙を知らなかったという声がこんなに多かった選挙は初めてです。

※ポスター掲示板の設置が告示の3日前、※投票入場整理券の郵送が同2日前、※選挙公報の配達が投票日前日(10月2日)。こういう実態では投票率が低いのは当然です。

法には違反していないとしても、選挙管理員会の職務の責任は問われます。ちなみに選挙管理委員会委員の月額報酬は238.000円です。(委員長は289.000円)対価に見合った仕事をしているのかチェックが必要だと痛感しました。(井上八重子)