文教委員会には家庭あんしんセンターの指定管理の審議が付託されました。
事業者を選定する委員会は子ども未来事業部長を委員長に行革担当課長、青少年育成課長子育て支援課長、保育課長がメンバーです。同委員会から福栄会が候補者に選ばれています。選定理由は運営実績があること、事業の継続性と安定したサービス水準の維持が不可欠なこと、提出された申請書及び関連する書類一式では人員配置と財務状況が適正であるというものでした。
しかし文教委員会の審議の為に出された資料は、A4のペーパー1枚で、行政が作成した一方的なもので、客観的に判断できる資料ではありませんでした。また、福栄会の理事長が品川区の元企画部長ですから、行政内部の密室協議といえます。
誤解を受けないためにも、透明性を確保するためにも議論の公開は必要です。
私は他の自治体でも行っているように選定委員会に公募委員を登用し、評価をした議事録を公開して、選考の公平性、透明性が保証される制度設計に改善することを求めました。特に区の管理職が天下りしているような事業者や法人の選考には、選考過程を公開し、区民の理解を得られるように配慮するのは当然のことだと思います。(井上八重子)