脱原発を宣言した管直人前首相が辞任をして、野田新政権が発足。同氏は新規原発建設は困難としながらも、ストレステスト後の自治体住民の理解が得られれば再稼働は当然という方針です。これでは脱原発依存が後退しかねません。国民の7割が脱原発は当然という意思表示をしているのですから、これ以上原発推進しないように国民がチェックをなければという危機感を感じさせる集会でした。
山崎さんのお話では、歴史の経験から活断層の動きを冷静に判断すれば、浜岡原発、伊方原発は危ない度№1、若狭湾に浮かぶ高浜原発は津波対策75cmとあきれるものだといいます。人間の英知を集めても終息できない原発事故。原子力に対する工学研究にはもう新しいものはない、一方地学研究はこれからの分野で歴史から見る評価が大変信頼できるものとなっているとのことでした。
福島原発事故が津波ではなく、その前の地震ですでに電源装置が維持できなくなったということはいくら人間の英知を集めても、地震大国日本では自然の脅威にはかなわないと証明されたといえます。東日本大震災や紀伊半島に被害を及ぼした台風でも・・・二度と同じ原発事故という過ちを犯さないためにも行動しましょう。
明日は「さよなら原発1000万人集会」が明治公園で行われます。集まれ5万人!9・19さよなら原発集会の呼びかけ人は大江健三郎さんや鎌田慧さん、澤地久恵さん、落合恵子さんなど著名な文化人の方々です。原子力の電気がなければ経済が持ちこたえられないという人がいますが経済をまわすのは人です。人の命と健康をないがしろにした国づくりが優先される世の中なんて絶対に許せません。原子力が抱える問題に気づいた人たちがまずはアクションを!!
さよなら原発品川アクションも明治公園に集結します。(井上八重子)