ドリルと穴の問題解決

品川女性起業家交流会定期講演会に参加しました

笑いを誘いながらお話をされる橋本久美子さん
笑いを誘いながらお話をされる橋本久美子さん
私より2つ若い橋本さん。学生時代演劇をされていたという経歴を紹介されて、内緒なのにといいながらも講演の随所にその片鱗をうかがわせていました。ひとを飽きさせない、そしてひきつける話術に会場全体が引き込まれているようでした。

 10月7日の18:30からきゅりあんの大会議室で行われた品川区女性起業家交流会(以下品女)主催の定期講演会に参加しました。講師は区内企業の吉村紙業株式会社長の橋本久美子さん。共催が同友会品川支部と品川区で、同友会の会員の皆さんも多数参加されていました。

品女では2か月に一度定例会を行っています。会員の女性起業家の経験を聞きながら、自分たちの経営ノウハウに活かすということで活発に活動が続けられています。定例会では講演の後に聞きっぱなしではなく、必ずグループ討議があります。

今日も講演の後で、学んだことそして実践したいことを参加者が分かれてグループ討議をしました。
私が今日の講演で学んだこと、それは目的・目標を具体的に持つことそして最後に必ず振り返りを行うことです。橋本さんの今日の講演の目的(~のために)は「皆さんにとってこの報告が価値ある時間であるために」目標(~する)「2回以上は『いただきっ』とメモをする報告をする」でした。

目的と目標を明確にということは、たとえば「目標をダイエットをする」では、どうしましょう??になるけれど、今度のデートのために、ウエストを2センチ減らすとダイエットの目的をはっきりさせるとできたのかできなかったのか振り返りができる。なるほどわかりやすぅ~~~
そして私は2回ではなく4回メモを取りました。①ドリルと穴の問題解決②意見なのか事実なのか分析する③発想は良くても努力しないと効果はない④事前期待を超えた時に満足になる。それぞれ納得です。

一例をあげるとドリルがほしくて買いに来た人がいる。店員さんは性能、使い方、コストなどドリルの説明をする。でも買い手は壁に穴をあけるという目的でドリルを買いに来たのだから、どこにどんな大きさの穴をあけたいのか!!と聞くことのほうが問題解決につながるあたりまえだけどすごく共感して感動しちゃいました。

グループの中に立正大学の経済学部の学生さんが3人いました。彼らも私と同様に、授業で学んでいることが具体的な事例で理解することができたと感想を述べていました。

とにかく私にとって有意義な2時間でした。(井上八重子)