当日の日曜日は天気予報では雨模様でしたので心配していましたが、会場になっている八潮の多目的広場では実行委員やボランティアの方々がすでに設営を終え打ち合わせをされていました。マラソンスタートの10時半には少し汗ばむほどで何とか一日このままの天気でと祈りました。
今年は共生共走マラソンがスタートして15年という節目の年ですが、大きな災害のあった年として、誰もがともにという、このマラソンの趣旨を改めて大切に思うという実行委員長の千田さんの開会のあいさつが印象的でした。支えあいの力になるのは日頃の顔の見える関係が心強いということが改めて確認されたのだと思っています。一方で遠く離れた東北の人たちとつながろうとさまざまな支援も繰り広げられています。この会場でも震災の中、倉庫に残った海産物の缶詰が販売されました。
「誰もがともに」を合言葉に5時間をかけて思い思いのスタイルでタスキをつないで走るマラソン。参加の22団体の中には周回数の最高記録をめざして全速力で走る中学生、保育園児と保護者が歩いて止まってと微笑ましく回るグループ、車いすでタスキをつなぐ人、介助者と手をつないで歩いて回る人。いろんな人が参加して「久しぶりだね」と近況報告しながら楽しんでいました。私はフリーマーケットとマラソンコースの見守りボランティアとして参加しました。
毎年この時期に行われるイベントです。障がいがあっても暮らしやすい地域をつくるために、社会の障壁を一つづつ取り除いて共生社会をめざしたい。地域で生活している周りの人たちと知り合いつながろう!!また来年みなさんお会いしましょうね。(井上八重子)