都議会傍聴行ってきました

原発都民投票条例案が6月5日第2回定例会に上程されました

  都民32万人の署名によって直接請求された「原発都民投票条例」の都知事の意見を聞くために、189枚の傍聴券を求めて一緒に署名を集めた仲間と受け付けに並びました。配布時間の12時前から長蛇の列。

傍聴券を手にして、議場のある7階へ。開会前に東京都交響楽団員のバイオリンとチェロの演奏が行われました。定例的に行われているようで、本会議場をこういったことにも使用するのは良いことだとは思いましたが、本会議前ということで緊張感に欠けるなと感じてしまいました。

  都知事は条例案に対して、観念的に原発の是非のみを判断して決める事が、錦の御旗の力を持つならば国を滅ぼしかねない。ゆえに反対である。センチメントでなく為政的討議に基づき都議会の皆様には賢明な判断をお願いしたい。と発言。

尖閣諸島については都が積極的に率先してやるべきといい、防災対策では、未来のリスクに備え万全な準備をする事が必要であると力強く宣言。なのに「未来のリスクに備え都民が積極的に意思表示する」原発都民投票に反対する姿は、矛盾していると言わざるを得ません。その矛盾にご本人が気付いていないことがむしろ滑稽です。

都知事の発言後に突然「議長~~~74番」という叫び声があって議事進行に対する動議にあっけにとられているうちに本会議が閉会しました。本会議の様子は都議会ホームページのインターネット中継で見る事が出来ます。

これからの都民投票条例の審議予定
審査は総務委員会に付託
6月14日(木)13:00~意見陳述、15日(金)13:00~修正案を含む審査、18日(月)賛否の意見表明
6月20日(水)本会議13:00~議場で全議員が表決で態度を示します

署名をされた都民の皆さま、都議会議員ひとり一人がどんな判断を示すのか総務委員会、本会議を傍聴して自分の目で確かめましょう。
(井上八重子)