加害者といわれる子はやっていない、ふざけていただけと言い、被害を受けている子どもは大丈夫と家族には笑顔見せる。しかし本当は大丈夫ではなく自分の命を絶つことを選んでしまう。子どもの気持ち、残された親御さんの気持ちを思うと、どんな言葉にも置き換えられません。音にして聞こえる声ではなく、子どもの声なき声を聞くという力を教師は身につけてください。
インターネットの中ではひどい中傷が行われているらしいですが、それは何の解決にもならないだけではなく別な問題を大きくしてしまいます。やめましょう。在校生や卒業生への心のカウンセリングが必要になっていると教育評論家の尾木さんも指摘しています。県や市は早急に適切な対応を子どもたちにしてください。おねがいします。
17日の文教委員会で大津の事件に関連した何らかのやり取りがあったかと同僚議員にきくと委員会の中ではなかったが、閉会後に職員に質問をしたと教えてくれました。
東京都のホームページで別件資料を検索しようとして、偶然「いじめの実態把握のための緊急調査について(通知)」という項目を見つけました。
2012年7月17日付、東京都教育庁指導部長名で各区市町村教育委員会指導事務主管部長宛てに、公立学校全校でいじめの実態把握をし、7月31日までにメールで都教委に報告するようにという内容です。
夏休みまじかなこの時期に、提出期限が7月31日なんて、東京都教育庁は速やかに調査をしたんですよと体裁だけ整えたいということでしょうか。今現在、苦しんでいる子どもに添った調査をしようとしているとは到底思えません。さらに今回の把握した実態についてその後の対応状況等を本年9月以降に追跡調査します。とまで書かれています。これでは本当のことが分かるのか疑問ですし、こそっと適当に回答しておこうという学校がないのか別の意味で心配です。
学校では子どもに調査の目的を伝え、正直な気持ちで答えていいんだよと説明する必要があるのにもう夏休みに入るんですよ!!
区市町村教育委員会も何の疑問も持たないで7月31日に報告するようであれば、当事者意識がなさすぎと言えるでしょう。そしてああやっぱり教育委員会も当てにできない組織なんだと多くの市民が思うことでしょう。
東京都のいじめ調査に関する東京都のホームページです。ご覧ください。感想ご意見を下記にお寄せ下さい。(井上八重子)