「夕焼け小焼け」♪は実は防災無線のチェック?!
夕方五時になったら、外で遊んでいるこどもはみんな家に帰ろう!!そんなメッセージは今時通用しないかもしれないが、あのからすと一緒にかえりましょう♪は子どもに時間を知らせるものと思っていた。しかしそれが間違いでした。
8月18日(土)、市民が考える防災ゼミ第3回を荏原第4区民集会所で防災課職員を招いて、品川・生活者ネットワークが主催しました。開催の10時近くには23区に大雨注意報が出されて、職員は区役所に参集命令かと気をもみましたが、程なく雨も小降りなったのでホッとしました。
区の防災対策の概要を地域防災計画担当課長より説明していただき、質疑を行いました。防災関連資料の区民配布一覧表はあるのか?防災無線の不具合チェックは?ライフライン(水道)がストップした時の飲料水の確保の目途は?備蓄のカンパンの見直しは?等々質疑時間の予定を優に超えて質問が途切れませんでした。
防災無線から流れる夕焼け小焼けは住民からはうるさいと苦情もいただくが、本当の目的は無線が常時機能しているかの確認です。え~~知らなかった。
震災対策用応急給水槽が区内4か所に2キロmごとに設置されています。計画水量は達成しているといいますが、家屋の倒壊等で道路が不通なら給水車は回りません。その時自宅避難者が2キロ離れた場所からポリタンクを自宅に運ぶのは非現実的。ならば自宅での飲料水確保は必須。公は最低限の備えであって、具体的な議論をしていくとおのずと自分の命を守る手立てが見えてきます。今日の防災課とのやり取りは、身近な自助の気づきを共有できたことへの安堵が参加者から伺えました。
防災ラジオの無償貸与は町会等(例えば会館に置く)として、町会長は区民として購入すべきではないか。無償貸与の考え方に一石を投じる意見も出されました。ちなみに無償貸与の対象が町会長・議員でしたが、議会として辞退しています。
その後、防災計画係長の同行で、源氏前小学校の備蓄倉庫を視察させていただきました。備蓄倉庫を避難訓練で見たことがあっても、内容まではわからなかった。説明を聞けて理解が深まったと感想をいただきました。自助・共助・公助の掛け声だけでは実際には行動できません。その合間を埋めるために、市民と行政の接着剤の役割を生活者ネットはこれからも果たしていきます。(井上八重子)
「七つの子」♪ではなく「夕焼け小焼け」♪の間違いでした。訂正します。 😥