4月1日オープンのスクエア荏原を区民委員会で視察
旧平塚小跡に建設された品川区で2番目の区民総合会館が完成して、各施設の予約受付も始まっています。ひらつかホールはきゅうりあんの小ホールより少々広め、アリーナ(体育館)は戸越体育館並み、イベントホールは3分割可能、会議室、音楽スタジオ、和室と施設は充実し、外観はガラス張り。総工費は約30億円。
お金をかけてつくったけれど・・・多くの住民が利用できるように、施設を育てていきたいとは思いながら維持管理費にいくらの税金を投入することになるのだろうかというのが視察後の率直な感想です。
施設運営を所管する地域振興部に維持管理の費用をどのくらい見込むのか質したところ、ガラス張りにした理由は限られた面積を広く見せる効果を狙ったと聞いているが、デザインと維持管理を所管する部署が違うことを課題として捉えるという答弁が部長からありました。
立派な施設を売りにする民間とは違って、税金で建てるわけですから、区民が広く利用できる範囲の料金設定にしなければならない。ゆえに建てた後の維持管理コストというのが問われます。住民の福祉向上が使命の自治体財政にあって優先順位を誤ってはいけません。立派なものを建てたでは済まされないものがあります。都庁の建物のことが目に浮かびました。(井上八重子)