『わが家の防災ハンドブック』を活用して自治の視点で防災を考える学習会を開催

荏原第5区民集会所で昨年の防災ゼミに続き防災学習会を5月18日(土)に開催しました。

ゲストは品川区防災課長の鈴木誠さん。

会の始めに東京消防庁の防災啓発ビデオを視聴。そこで気付いたのは家具の転倒防止の対策は済んでいるけど、冷蔵庫や電子レンジなどの家電製品はまだだったこと(>_<)。防災の備え済んでますか?と聴くと大概の方が非常食などの備蓄や避難持ち出し品の用意、そして避難訓練の参加とお答えになります。そこで持ち出し品を会場に揃えてみました。担当者いわく家中に散らばっていた品を一つにする良い機会になったわとのこと。自宅にはあるけどいざという時に見つけ出せますか(>_<) 

鈴木課長からは発災時の避難のしくみで重要な説明がありました。ハンドブック11ページに記載されています。

地震が来たらまず避難!!と思っている人いませんか。それは間違いです。区民全体で共有したいところです。自分の身の安全を確保し、自宅建物が安全であれば自宅にとどまります。そして隣近所に声を掛け安全を確認し合います。自宅が危険、家では不安という時に最寄りの安全な避難場所に避難。指定避難所が遠いから行けないと心配しなくても大丈夫です。

避難が長期化するときには学校避難所運営協議会のある指定避難所に移ります。 

防災ハンドブックの避難の流れや48ページの日頃の備えなど、まずは家族で確認していただいたらよいと思います。そしてどんなグループでもいいのでこのハンドブックを活用して災害の備えをしてみませんか。(井上八重子)

※シルバー人材センターが区の委託を受けて、2013年4月ぐらいまでに全戸配布が完了しているはずです。ハンドブックは各地域センターや区役所防災課にも揃えてありますので、お持ちでない方は請求してください。マンションによっては管理人さんが区の配布物であることを知らずに廃棄してしまったという事例も報告されています。防災課へ区民が活用できるよう後追い調査をするよう求めています。