第4回定例本会議が閉会しました

12月6日(金)2013年最後の議会となる第4回定例会最終本会議が閉会しました。

9件の条例改正と7件の指定管理者決定、一般会計補正予算、人権擁護委員の同意、議員提出議案の費用弁償条例の改正がすべて原案どおり採択されました。

補正予算では歳入・歳出95,664千円が一般会計に追加され、大井町駅周辺にビーチバレーコートを敷設しエキシビジョンを行う。スポーツ選手のトレーニング見学ツアー、子どもに英語漬けキャンプを実施などはオリンピック・パラリンピック機運を高める項目。住宅解体補助経費を盛り込んだ木造密集地域解消などが主な内容です。

「食品の放射能物質測定器機の設置を求める陳情」付託された厚生委員会では民主・改革ネット、公明、共産の賛成多数で採択されました。ところが一転して、本会議では自民党が反対討論を行い、自民・みんな無所属、無所属、民主・改革ネット一部委員が反対(退席1名)にまわり議場の起立採決で賛成16対反対19で不採択となってしまいました。

福島第一原発の爆発以来、食品の放射能汚染を不安に思いながら子育てをしている保護者や妊娠中の方たちの「不安」に対して、行政の施策を後押しする議会意思を示せると期待していたのですが、不採択という決定に残念でなりません。

機器購入に品川区の税金を200万円ほど充てることで、食品の放射能測定ができれば不安の解消につながります。また購入した野菜を持ち込みで測定し、安心できれば、地元商店での野菜購入が進み、区内の経済にもメリットと考えられます。さらに行政に対して過大な負担を強いることにもなりません。

「容器包装リサイクル法を改正し、発生抑制と再使用を促進するための法律の制定を求める意見書」の請願は、趣旨採択で意見書は提出しないという結果になりました。採択を主張したのは民主・改革ネット、公明、共産、不採択は自民、無所属、趣旨採択はみんな無所属です。

委員会でどうして結果が趣旨採択になったのか傍聴者にはわかりにくかったようです。循環型社会に向けて発生抑制と再使用の推進は不可避で、国もその方向ですすんでいます。立法機関に対して市民の声を届けて欲しいという請願です。なぜ賛同を得られないのか。
趣旨採択を主張したH委員は質疑もなし、判断理由もいわない。意に添いがたい何かの項目があったのでしょうからその理由は聴きたかったと傍聴者からは声が上がっていました。(井上八重子)