本日、第2回定例本会議の議案が送付されました

2014年第2回定例会は6月26日(木)から7月9日(水)までの会期で行われます。一応6月26日の本会議で会期の宣言がありますが、予定が変更になったことはありません。 

さて委員会に付託されるのは議案が20議案、報告は20件となります。
条例が13件、契約案件が1件、承認案件が5件、と補正予算です。

報告は法人等の事業報告と専決処分の2種類です。
一つは土地開発公社や国際友好協会などの法人の事業計画と決算で、これらは毎年この時期に報告書が議会にも提出されます。

 もう一つは専決処分6件です。
専決処分とは議会には報告してませんが業務としてすでに行ったことについて承認してくださいと報告するものです。議決を必要とせず、あくまでも承認です。議会としては安易に専決処分をすることは良としていません。議会に報告しその都度議決・承認をと通年議会が開かれるところが出ています。

専決処分は1件が奨学金貸付返済の訴訟が13件で、金額は120万から5万円と様々です。奨学金の返済の訴訟が13件もあることに驚きます。区は訴訟にいたるまで必要な対応を尽くした結果であろうかとは思いますが、今どきの授業料上昇や親の経済状況など考慮すると、卒業後就職が当たり前の時代とは別の奨学金制度構築が必要です。学校卒業字に5、600万円の借金を抱える子どもたちが存在する実態も浮き彫りになっています。私の義弟が高校教師で進学相談もしているのですが、安易に奨学金の申請を考えたらとは言えなくなったと話していたのを思いだします。

債権の放棄ができる条例も区は制定しましたので、致し方ない理由があっての訴訟なのだと思いますが、回避する手立てはなかったのかを確認したいと思います。 

残る5件は清掃車と区所有の車の事故による損害賠償額の決定の報告です。理由は安全確認を怠ったためですが、口頭注意の再発防止ではなく、時間に余裕がないのか運転手の適正なのか、具体的な原因の究明も必要と思いますので提案します。  

今回は子ども子育て新法に基づく、学童保育クラブや家庭的保育事業、特定教育・保育施設のスペースや職員など様々な基準に関する条例が3件でていますので、これから精査していこうと思っています。(井上八重子)

区長提出議案