本会議最終日、衆議院選挙費用1億4.600万円の補正予算を可決

   品川区議会第3回定例会は本日1121()に閉会しました。区議会開会中の午後13時ごろ国会では衆議院の解散が行われていた模様。品川区総務部では衆議院解散に伴う選挙費用の補正をかける準備も行っていました。区議会も解散を想定して粛々と議会運営の下書きができていました。 

区議会は13時に開会され審議された条例の採決を行い、国に手話言語法(仮称)成立を求める意見書等4本の意見書採択後、本会議を14時に暫時休憩。ここからは議会手順に沿って粛々と、議会運営員会(以下議運)を開催、本会議で副区長が14600万円の補正予算の提案説明、暫時休憩、休憩中に総務委員会を開催し採決、議運で会派の態度確認、本会議再開で議決という流れで補正予算を可決しました。

 単独で選挙費用が上程されることがないので議案をよく見ると、衆議院選挙費用は全額「都委託金」でした。杉並区議会も本日補正予算が上程され、18200万円だそうです。人口規模により幾分違うことがわかりますが、東京都として50億円の税金はくだらないでしょうね。

 衆議院議員の4年の任期を2年も残しての解散。「なめんなよ解散」と巷ではいわれているようですが、福島、沖縄等々を見ても現政権は国民をなめきっています。800億円という税金を無駄に浪費する暴挙をどうして自民党の内部で止められないのかガッカリです。国民のことより政党のことしか考えていない国会議員を選んでしまったのは国民か!!もう無関心ではいられません。

 現政権はこの2年間に原発再稼働推進、原発海外輸出、武器輸出禁止三原則の緩和、特定秘密保護法の強行採決、集団的自衛権行使容認の閣議決定、社会保障の切り捨てなど行ってきました。この辺は判断のしどころであり、明らかに争点なのだと私は考えます。

 現政権与党が議席数475の過半数(238)を上回る結果になれば、福島の原発事故をなかったものにして原発再稼働を促進するだろうし、秘密保護法や集団的自衛権行使や沖縄の辺野古基地移設、無駄な公共事業など信任を得たと突き進む口実を与えてしまいます。私はこの口実を絶対に許しません。

 国民の意思を示すチャンスととらえましょう。14600万円の税金を無投票ということで無駄にしてはいけません。無関心は罪です!!選挙には行きましょう。122()告示、14()投票日です。(井上八重子)