2015年第1回定例会が2月18日から始まりました。

東京ネット代表委員の西崎光子都議会議員(中央)の応援を受けて、大井町阪急前で政策を訴える田中さやか(左)と吉田ゆみこ(右) 2015.2.7

2月18日から品川区議会第1回定例会が始まります。議会運営についての委員会が前日の17日に行われ、会期が2月18日から3月27日までの38日間、区長提案の議案が予算関連8案、条例案件40件、契約案件1件など上程されることが確認されています。請願は9件ですが、請願についての内容を一般議員は把握することが出来ません。第1回定例会は3日目の本会議、その他の定例会では2日目に議員の席上配布です。一般議員と断った理由は、委員長が在籍する会派では委員会担当の書記と打ち合わせを事前にするので請願等の情報が会派には提供されています。役職付きの多い大会派には有利になります。少数会派や無所属議員でも、議員として同等の情報が得られる改革が必要です。 

無所属のY議員(元みんなの党)が昨年無所属品川から抜けたのですが、なんと2月5日付で、品川区議会自民党に入ったとのことです。どのような経緯か知りませんが驚きました。議会運営上、会派の人数というのは結構影響が出るのですが、議員の任期が残り3か月という時期なので、常任・特別委員会は変更なしと確認したようです。ところが自民党が12名になったことから、『議会運営委員会』だけは自民が1人増で民主改革ネットが1人減とすることで了承されたようです。なぜ民主改革ネットは委員会として同じ計らいでいいのではないかと主張しなかったのか。弱気だなぁ。 

今期の締めくくりとして、議会の申し合わせ事項も改定をしました。議会運営委員会の公開や委員会審議資料の傍聴者配布の実施、業者による議員の集合写真の廃止など、生活者ネットワークが求めていた改革が進んだことは評価しますが、一方で「再質問の回数を制限」したり「再質問の時間を質問時間の10分の1とする」というような議員の発言を損なうような取り決めもされてしまいました。行政の答弁がずれていたり、まっとうに応えないことに対して再質問するのに、議員自ら首を絞めるような行為は慎むべきです。 

一般質問を学芸会のパフォーマンスと揶揄されないためにも丁々発止の議会運営で、区政の問題点をあぶり出し、市民が区政に関心を持ってもらうような改革が必要です。議会基本条例を制定し、議会報告会を市民に向けて行っている先進自治体に習い、議会の改革にさらに取り組めるように、吉田ゆみこさん田中さやかさんを必ずや品川区議会に送り出したいと思います。皆様のご意見、ご要望をお寄せください。(井上八重子)