吉田ゆみこ 2.220票(29位)、田中さやか 1.993票(33位)新人2人当選!
2015品川区議会議員選挙 新人2人当選!!
吉田ゆみこ 2.220票 29位
田中さやか 1.993票 33位
4月26日に執行された2015年品川区議会議員選挙(定数40/立候補者54/投票率40.08%)において、品川・生活者ネットワークの新人・吉田ゆみこ(29位)、新人・田中さやか(33位)の2人が当選しました。
これまで3期12年務めた私、井上八重子から新人へバトンをわたし、かつ前回なくしたもう一つの市民の議席を取り戻すハードルの高い選挙でしたが、みなさまの、生活者ネットワークの示した市民政策へのご理解とご支援のもと、実現をすることができました。
地方選挙にとどまらない国政をも占う大事な選挙でありながら、そのことをマスコミも報道せず、選挙民にはわからないという状況をもどかしく、危機感も感じていました。
その思いを挙期間中、品川ネットの新人候補、吉田ゆみこ、田中さやかを応援に駆け付けてくれた、視覚障害をもつ元参議院議員の堀利和さん、立憲デモクラシーの会共同代表の政治学者の法政大学教授山口二郎さん、元参議院議員大河原雅子さんの、『今の自民党、特に安倍政権をこのまま野放しにしてダメだ』という力強い訴えを聴き、共感を寄せている多くの市民がいることが、止まって演説を聞く人の多いことからもわかりました。「自治体議会選挙とはいえ無関心でいることはできないのだ」伝わっていました。
しかしながら投票率でみると、前回より期日前投票が3%増えたものの、投票率は前回を0.5%下回り、最終的には40.08%と民意を示す結果となったと言えないのが残念です。
一方、品川での課題は、やはりトップダウンの政策決定に市民の声が反映する機会がないということ。計画策定のプロセスにアリバイのように少数の公募委員が入り、パブリックコメントもほとんど冊子化済みという状況で行われ、ご意見を聞き置くだけという不十分なものになっています。
平日、日中に時間のある人しか公募委員に応募できず、多様な声を反映するのには不十分です。そして複数の審議会に充て職で同じ人が構成メンバーになっているのでは暮らし発の生活課題は限定されます。とにもかくにも品川区の場合には広く市民の意見を聞くシステムが整っていません。
参加と自治のまちづくりをすすめるためにも生活者ネットが引き続き推し進めなければならないことがたくさんあります。
期間中に訴えました、「子育てや介護をひとりにしない」地域福祉政策の推進、「脱被曝!子どもたちを放射能から守る」に集約される、子どもの未来に健康なまち、命・暮らしを第一義に施策展開が行なわれるまち品川の実現をめざします。そのために、「大事なことは、地域で市民が決める」ための情報公開の促進、参加と自治を保障する「自治基本条例」、旧態から抜け出せないでいる議会を市民に開かれた風通しのよいしくみに変える「議会改革」を推し進め、「人権・自由・平和」が守られる、主権者市民のまち品川を維持・発展するために、活動を重ねてまいります。
「政治は生活の道具」です
品川・生活者ネットワークと、吉田ゆみこ、田中さやかに、引き続きご意見、ご提案をお寄せください。(井上八重子)