原発依存のエネルギーミックス案に抗議の声を届けよう
日本の政治に関心を持ち出すと、今、本当にとんでもないことが起こっていることが良くわかります。興味関心はそれぞれであり、知りたくないことを強要されたくないと思うのは自由です。しかし週刊朝日6/26号の政治学者の白井聡さんの『知りたくないことは知らなくていい日本人が危ない!』というフレーズに共感しました。芸能人ネタやはやっている食べものや生活用具の話されても、どうでもいいよというのが今の私ですが、知りたくないでは済まないものが今の日本社会の政治には数えきれません。
「国際平和法」国際平和と言えない嘘の法案が会期延長をして国会審議されています。自衛隊法の改正も戦闘地へは行かせないと念仏のように安倍首相が国会で答弁しても、絵空事であることは「知りたいと思った人」にはすぐにわかります。意思をもって武器を持参して加勢のために出国する自衛隊を、「自衛隊のリスクは増えない」という防衛大臣は説明すべきです。説明できるはずもないことも明らかです。
自衛隊側からいえば、自衛隊は「憲法を守る宣誓」をしていますので、違憲の法律を押し付けられたら、拒否しなければならないはず。さもなければ宣誓違反です。
さらに問題なのは国営放送のNHKが国民の知る権利を保障していないということです。NHKの存在意義が問われます。
この憲法違反の法案阻止の行動として、市民団体から品川区議会へ請願が出されています。昨日(6/23)も賛同する品川ネットは区議会議員をはじめメンバーとともに一緒に署名活動を阪急前のひろばで行いました。区議会の動向を注視してください。
6月30日には18:30~(開場18:10)きゅりあん5階第2講習室で–新日米ガイドラインと安保・自衛隊関連法法–安倍政権のウソを暴く!と題して、大田・品川両生活者ネットワーク共催で緊急集会も行われます。ぜひご参加ください。
エネルギー政策も日本は今岐路にったっています。2030年度時点の電力需要をどのような電源を組み合わせて賄うかを決めるエネルギーミックスの考え方が示されました。「原発ゼロ」を導いた2012年の国民的議論が無視され原発温存・再生可能エネルギーの成長抑制案そのものです。6月2日からパブリックコメントが開始しています。
東京・生活者ネットワークはパブコメ意見を出しました。
私も提出しました。7月1日(水)の締め切りまでにパブリックコメントを出しましょう。
都市計画道路計画
「第四次優先整備路線に関する中間まとめ」が東京都都市整備局から出されています。2016年から10年間の道路整備事業化計画です。現在品川区で問題になっている特定整備路線29号線や放射2号線もこういった計画の中から事業化されているものです。知らないうちの道路計画ですが、行政の説明(言い逃れ)はこのような計画が根拠になっています。ただし特定整備路線29号線は例外です。この29号線は第三次道路整備事業化計画にはありませんでした。大震災とオリンピック開催のどさくさまぎれの石原都政の横暴だと私は考えます。戦争直後の都市計画道路計画を持ち出して強行する東京都やそれに組意見を反映せず追随する品川区のやり方には納得していません。
こちらの中間まとめも6月30日(火)までパブリックコメントが実施されています。注目し、パブコメに挑戦してください。
いづれにしても憂いの多い社会です。(井上八重子)