羽田空港増便計画に反対する院内集会
4月13日「羽田増便による都心低空飛行計画に反対する東京連絡会」主催の院内集会に品川・生活者ネットワーク区議会議員の吉田ゆみこさんと参加しました。
集会の冒頭、羽田空港増便計画について自治体にそれぞれ活動する市民団体があるが、品川区で4月9日(土)に開催された住民報告会で「東京連絡会」を結成することが合意され、4月13日の院内集会に至ったとことが品川の会代表から説明されました。
院内集会の1部は13:00から1時間、各自治体から行動アピールが行われました。江東区、新宿区、品川区、大田区、江戸川区、港区と発言があり、それぞれ事情は違うけれど羽田増便ありきの国交省の姿勢へのに怒り共通していました。1時間という短い時間では、発言を希望する全ての方にはまわりませんでしたが、その後行われる国土交通省との交渉の時間が迫り、1部を終了しました。
2部は国土交通省との交渉となり、国交省からは3名の方が出席されました。政府交渉は何回か参加していますが、住民の質問に対してはのらりくらりで、明確な答えは一向に帰ってこないのは過去の参加した交渉と同様でした。
参加者の質問をいくつか取り上げると、①オープンハウス型の説明会ではなく教室型の説明会を開催してほしい、②南風15-19時の時間は守られるのか③夏までに案をまとめるというが何か決まるというのか④理解の判断とは何を基準にするのか。等々様々な疑問がぶつけられました。
しかし回答では①影響の大きい区にそれぞれ、いろんな種類のコミュニケーションを今後も取っていく…教室型で問題を共有したいという住民の思いをはぐらかしています。②時差の関係で15時-19時としているので、状況が変わるとは思われないが、仮に変わるとすればその時の判断となる。…やはり約束をしない。なし崩し的に変更されることは目に見えている。③飛行経路と便数を決定するということ。その時に必要な対策も決める。…結論ありきという姿勢餌が明らか。④第2フェーズで来場者には知ってもらったと理解している。首長がどう考えるか伺う必要もある。…説明会で国土交通省が何を提案しているのか、その影響がどうおいうことなのかを伝えるの自分たちの役割と、周知が不十分で反省していると言いながら、自分たちの立場を強調することばかりです。
直接こういった形で住民お考えを示すことは必要です。「中止してほしいというご意見も含めて頂いたと認識している。」との発言の通り、国土交通省に伝わることを望んでいます。
品川・生活者ネットワークでは羽田増便問題について、区議会の場で区の姿勢を追及しました。4月末発行の品川・生活者ネットワークニュースNo.99で報告します。ぜひご覧ください。
また23区の生活者ネットワークが連携して、この問題のプロジェクトを立ち上げており、5月11日に国土交通省交渉も予定しています。まさに今がこの計画を白紙撤回させる正念場と捉え活動しています。
品川区上空の低空飛行は許さん!!の声と行動をひとり一人が起こしましょう。そして品川区行政が区民の命と暮らし、安全な住環境を守る姿勢を貫くよう求めましょう。(井上八重子)