雨の中の第12回さよなら原発パレード
サクラの花が満開の季節の休日、好天の中颯爽と行うはずだったパレードです。生憎の雨になってしまい残念でした。今回12回を数えるパレード自体は大変有意義なものですが、2011年3月の東京電力福島第一原発爆発事故当時は、こんなに長く続けなくてはならないとは夢ほどにも思っていませんでした。
小雨が降る中、スタート地点の戸越公園にはおよそ80名の人が集まりました。南部合唱団のみなさんのコーラスを皮切りに、品川で活動する市民グループの方々の1分間連帯スピーチ、そして集まった都議区議の挨拶、活動カンパのお願いとコース説明、最後に集合写真の撮影をしてミニ集会を終わりました。
戸越公園から戸越商店街を通って京陽公園までをパレードしました。
東日本大震災から6年を経過して、原発周辺地域の住人だった方たちに対して帰還政策が強引にすすめられています。自主避難された方たちへの住宅支援が3月31日に打ち切られ、住む場所を奪われるという方も出てきています。放射能線量が高いのに無理やり避難解除しても、若い世代の方は帰れません。避難後6年という年月は新たな場所での生活が生まれています。学校も環境も今帰ることが選択できないという方は多くいます。ふるさとに帰りたいの選択肢ができたことを喜んでいる方もいるのは当然です。しかし帰らないを選択するする人たちを切り
捨てるのではなく尊重すべきです。ほんとうに政府、東電、福島県(福島県は本当は被害者のはず。なぜ住民に寄り添うことができないのか。やり切れません)には憤りを感じます。
原発事故避難者の相談を受け、必要な支援につなげる団体があります。避難者当事者、避難者の知り合いがいるという方ぜひ「避難の協同センター」に繋いでください。
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