夏休み明けの子どもの声に耳を傾けて

写真は無関係です。館山市城山公園の白孔雀

暑い暑い夏!今年は全国各地で高温記録を更新というニュースが飛び交っていました。しかし、子どもたちの夏休みも残り10日という頃になって、涼しいとおもえる風を身体に感じる日も増えてきました。休みの初めころの子どもたちの笑顔が、終盤の学校準備に差し掛かって幾分かげってきている子も中にはいるのではないでしょうか。孫を身近で見ていて、親子ともども、感想文やら、絵日記やら、自由研究やらと・・・頭を抱えているご家庭を想像してしまいます。夏休みの課題については個人的にいろいろと思うところはあるのですが・・・。

夏休みが明けて新学期が始まる日は、子どもの自殺が多い特異日となっています。神奈川県内の図書館が、ツイッターを通じて「学校が始まるのが死ぬほどつらい子は、学校を休んで図書館へいらっしゃい」と呼びかけたことは記憶に残るところです。最近、様々な機会や媒体を通じて、学校だけじゃないよ!居場所はほかにもあるよ!逃げていいよ!というメッセージが発信され、相談窓口の紹介など目につきますが、思い悩む子に届いてほしいと願っています。

今年も東京人権プラザで「心と体を傷つけられて亡くなった天国の子どもたちのメッセージ」展が開催されています。
期間:2019年8月21日(水)~8月31日(土)
場所:東京都人権プラザ 東京都港区芝2-5-6 芝256スクエアビル1階・2階
開館期間:9:30~17:00(日曜休館/入場無料)

展示内容:心と体を傷つけられて(いじめ等で)亡くなった子どもたちの写真と、子どもたちが社会に投げかけた言葉、そして家族から子どもへのメッセージを集めたパネルを展示します。

8月24日(土)14時00~16時00までトークセッション開催されます。テーマは「インターネットといじめの問題」です
登壇者は「こども六法」(弘文堂)作者の山﨑聡一郎さん、スマイリーキクチさん、世田谷一家事件のお姉さんである入江杏さん、隈ともこさんです。

トーク終了後は「ほんとの空」(2012年・東映、36分)の上映もあります。

この展示をっとして、奪われた子どもたちの命について思いをめぐらし、子どもたちの安全と権利について考えていただく機会になればというのが開催の趣旨です。

東京都人権プラザホームページをご覧ください。