委員会視察報告1-2

【高松編その2】

 高松市は人口が33万人と品川区とほぼ同じ規模です。
雨が少なく自転車保有台数が全国5位という高松市は、平成12年に自転車環境整備モデル都市に指定されました。この年市民代表6人を含む「高松市自転車利用環境整備推進協議会」を設立し、基本計画を策定しています。
この基本計画の中で社会実験として3つの実験に取り組みました。
実験A:既存道路に自転車道整備
実験B:商店街アーケード内での自転車通行帯の設置
実験C:レンタサイクルの導入 
自転車歩行者道は幅員が3.5m以上の県道のうち2.7kmを茶色と緑に色分けして自転車道として整備、有効に利用されていました。レンタサイクルは平成14年にはサイクルポートが4箇所、保有台数600台程度で一日平均稼働台数が386台でした。(一日1回100円)レンタサイクルは放置自転車撤去後返還、処分後残った自転車を専門家が整備をし再利用しています。
今後の課題としては毎月レンタサイクルを増やしているが需要に追いつかない、稼動車両数の1割に修理が必要になっている、サイクルポートの乗り捨てが自由なので、ポート間の搬送に人手がかかるなどが上がっています。しかし市民の利用は確実に伸びていますから現在サイクルポートも増設しています。
 私は決算特別委員会で自転車を自動車に変わる移動手段として位置づけ、環境に配慮したまちづくりを提案しましたが。
品川区は交通機関が充実しているので、短い距離では歩け歩けを推奨中であるとのことでした。皆さんのお考えをお寄せください。

そこで高松市の自転車の役割を紹介します。

自動車から自転車へ → 交通渋滞の軽減    都市環境の構築
大気環境改善  →→ 環境問題への貢献    笑顔あふれる 
健康志向 →まちづくりの広報・PR手段      人にやさしいまち
中心市街地内での移動手段→都市の活性化     高松
                            

 字数の制限上報告したいことがたくさん残ってしまいました。詳しいことは、議会報告会【12月12日】にお話したいと思います。ぜひお出かけください。

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