原発事故は現在進行中で、収束はしていない

 

倫理と責任の欠如が原発事故を起こした。人間社会に受容できないリスクのあるものは排除するのが当然。それが原発である。世論の原発廃止の声は確実に政権には届いていると確信をもって語る村田光平さん。

現内閣の野田首相が福島第一原発の収束宣言をしたのは、20111216日のことです。しかし何を持って収束というのか?

現在進行形で福島原発周辺の人は17万人余が避難生活を強いられ、生活再建もままならず、故郷を追われ仮設住宅、いやいまだに学校に避難したままの方がいるという。専門家筋では福島第4号機を非常に心配しているが、東京電力によれば、マグネチュード6以上の地震が来なければ大丈夫と公表しているらしい。言い換えれば6以上の地震が来ないことを祈るばかりですといっているようなもので、そのことについてマスコミは一切報道しようともしない。 

1026日(金)1030日(火)と原発関連の講演会に参加しました。

子どもたちを守るために、子どもの登録制度を作り全員の被ばく量をきちんと見積もること、定期的に健康診断を行うこと、そして被ばく量に拘わらず、原発事故に関連する健康被害のケアを法律で制度化することなどは最低限必要であると研究者の立場で話された。

 

  反原発の日10.26企画で鷹取6人衆の一人である京都大学助教の今中哲二さんの講演会は文京区民センターで、1030日には、原発なくそう大田実行委員会主催で元スイス大使村田光平さんの講演会が大田区民センターアプリコで行われました。また30日には原発被害者裁判相双原告団の國分富夫さんの訴えもありました。(井上八重子)

国策で進められた原発で事故が起きたのに、推進してきた自民党からひと言の謝罪もない。事故が起きた時に、どこに避難したらいいかの指示もなく放射能の高濃度汚染地域に避難するような事態になった。知らずに避難させられた子どもたちのことが気がかりとその責任を明らかにしないと子どもたちに申し訳ないという南相馬出身の原発事故被災者相双の会の國分富夫さん。相双とは相馬と双葉の地域のみなさんの団体です。