生活者ネットサロンを開催しました

荏原第一区民集会室にて(2017.0721)

今まで議会報告会として2015年から回を重ねて9回目を数えましたが、議会報告会だけではなく他のテーマでも意見交換や交流の場を持ちたいと発展的に名称を「生活者ネットサロン」と改めました。

7月21日昼と22日夜の両日、荏原第一区民集会所と品川ネット事務所を会場に、品川区議会第2回定例会の報告を中心に意見交換をしました。

荏原第一では和室ですので、乳幼児3名と小学生が自由に遊ぶ姿を眺めながら話ができました。ゲストはネット会員を含めて5名。地域特性というのでしょうか、旧小山台の国家公務員宿舎跡活用への期待の声が聞かれました。そして武蔵小山駅前の再開発で建設される大型マンションに入居された世帯の子どもたちが通う学校はどこになるのだろうかという話題が地域では上がっているという話も聞かれました。

因みに武蔵小山駅前通り地区と武蔵小山パルム駅前地区の再開発が進められており、両計画を合わせて住宅戸数は1,128戸となっています。

翌日、ネット事務所で行った報告会は、品川・生活者ネットワークが教育委員会に行った、情報公開請求について報告をしました。

ネット事務所の報告会。この後は暑気払いに繰り出しました。

簡単に説明すると、2015年品川区議会第4回定例会で田中さやか区議の一般質問に対し「答弁の根拠」とした文書を2016年1月に情報公開請求をしました。そこで教育委員会が一部非公開と決定したため、その「決定の取り消し」を求めて3月に審査請求を行いました。結果が出るまで1年半もかかりましたが、2017年6月に情報公開等審議会が開かれ、1ヵ月後に同審議会より「本件審査請求の対象となった文書全てについて、公開すべきである」という答申が教育委員会へ出されました。品川・生活者ネットワークが反論書や再反論書で示してきた根拠がすべて認められました。一連の流れの説明と、NPOまちぽっとの辻事務局長をゲストに招き情報公開審査会の制度や他の自治体の様子などもお話を伺いました。

請求者の品川ネット青木代表から委任を受け、私と品川ネット事務局長の八木さんが審査会に意見聴取の場に出席したのでその内容なども報告しました。品川区の情報公開の姿勢や政策決定に至る公開などについて様々な意見交換ができました。この日のサロンには18名の参加があり、ネット事務所の中は熱気があふれていました。

また興味や関心などもお聞きして、生活者ネットサロンを開催します。(井上八重子)