有明工場は平成6年7月、敷地面積24,000㎡、約408億の費用をかけて臨海副都心の有明テニスの森公園隣に建設されています。この清掃工場は約16kmにおよぶ太さ600mmの管を地中に通し、ごみを空気の力で自動的に吸入し清掃工場まで運ぶことができるシステムを導入しています。管路収集と呼ばれるもので、掃除機と同じ原理を用いています。収集プラントが掃除機本体、管路がホース、利用者設備が吸入口となります。ごみは利用者設備である貯留設備から管路を通って、収集プランに吸収されます。
管路による収集能力は日量400トンですが、平成13年度の年間管路搬入量は5,364トンです。13年度の稼働日数が300日弱ですから、およそ日量18トンしか利用されていないことになります。臨海副都心にはたくさんのレジャー施設や企業が入っていますから、この数字には納得できないものがありました。
ごみの減量がされているのか(ごみがないのならいうことはありませんが)、施設が有効利用されていないのか、ほかにも理由があるのか。この辺のところも明らかにしながら、東京23区清掃一部事務組合への費用負担金が適当なのかをチェックしていかなければなりません。
清掃制度特別委員会は清掃一部事務組合のあり方について調査をしています。
ごみ問題についてや清掃制度についてなどご意見・ご提案をお寄せください。お待ちしています。