品川区の可燃ごみのゆくえ その①

清掃工場の視察に行ってきました。

清掃制度特別委員会で品川区の可燃ごみが運ばれている港清掃工場と有明清掃工場の視察に行ってきました。

品川区の可燃ごみは大井工場が焼却炉と灰溶融炉をつくる工事のために使用できなくなっているので、他区の清掃工場に運ばれ、焼却されています。可燃ごみ約250トン(日量)のうち110トンを港工場、残りを目黒工場と大田工場に運んでいます。また臨海副都心の海の科学館の可燃ごみが地中を通した大きな管を通って有明工場に送られていす。管路収集といわれるもので、23区にはここにしかありません。 

港工場は港区港南の水上警察署の隣にあり、敷地面積29,200㎡、約455億円の工費をかけて平成11年1月に完成した新しい施設です。焼却能力は300t/日×3基(うち1基は予備炉)余熱利用として蒸気タービン発電機を使用し、発電電力量の半分を工場内で使い、残りは売電しています。(平成13年度の発電電力量は82,045千kWh)
各地域から集まるごみ収集車は、収集車ごと計量する『ごみ計量機』というところを通って計量を済ませ、コンピュータ制御で各プラットホームに順番に入り、ごみをごみバンカに投入します。
 見学コースの最後には展示室もあります。そこには可燃ごみの中に入っていた不燃ごみのスプーン、フォークなどが展示されていました。プロパンガスのボンベや鉄アレーが入っているのには驚きました。まだまだ分別の意識啓発が必要であると感じました。

                       その②につづく