遺伝子組み換え食品の恐怖
「モンサントの不自然な食べもの」という映画を見ました。制作はフランス。こんな怖いことが外国では行われているんだと背筋が凍る想いでした。ぜひ多くの人に観てほしいです。
除草剤でも枯れない大豆が拡大することによって、従前の種はなくなり、インドではその遺伝子組み換え種を買わされ、農家の負担が増えて自殺する人が出たりしている。世界の90%の遺伝子組み換え作物の種をつくっているモンサント社に世界の食糧を支配されかねないという怖い事実がわかります。
2002年に「遺伝子組み換えイネの承認をしないこと並びに表示の強化を国に求める意見書」を品川区議会に請願したことがあるが、当時、「遺伝子組み換え食品を食べてだれか死んだ人がいますか?」といわれたことを思い出した。
あれから10年。日本では遺伝子組み換えの作物は茨城県のモンサントの研究施設で実験栽培がされています。
現在、販売流通が認められているのは、8作物(169品目)、添加物7種類(15品目)です。(2012年3月現在)
おもな作物は大豆、ジャガイモ、菜種、トウモロコシなどで、醤油やみそ、ポテトチップス菓子などの加工品に含まれています。また甘味料の「ぶどう糖果糖液糖」などの原材料はほとんど遺伝子組み換えトウモロコシなので知らないで遺伝子組み換え食品を日常食べていることになります。表示義務も日本は非常に緩やかで、消費者として知ることが不可能な状況です。
モンサント社はPCBや枯葉剤を製造していた会社であることや、モンサントと住友化学は連携していて、その会長が!経団連のTPP推進「米倉弘昌」という人である。ことなど上映後の、安部芳弘さんトークで知りました。安部さんは『サルでもわかるTPP』でおなじみのプロジェクト99%代表です。
(井上八重子)