地域における経営戦略

品川区議会『議員研修会』

 品川区議会では議員研修会が、議員と理事者(部長・課長)を対象に開かれています。
『第5回議員研修会』が2月13日の午後、品川区庁舎の委員会室で議員と区長をはじめ大勢の理事者が集まり行われました。
 
 地域で活躍する経営者の方を講師に招きお話を伺っています。今回はイトウヨーカ堂大井町店の店長さんと青物横丁のイオンの店長さんです。地域における経営戦略を中心にお話をしていただきました。私が興味深かったのは、事業者としてのマーケティング分析です。大井町は20歳代から30歳代が一番多く、一人暮らしあるいは夫婦二人という世帯が7割を占めています。また50歳以上の一人暮らしも多いということでした。
 このようなことから、少量のパック詰めの惣菜や高齢者向けの宅配を導入しているということでした。また夜10時に出来上がるお弁当を作ったところ、非常に売れるようになったという話もありました。

 話を聞くにつれて、だんだん不安になりました。利用する消費者がいるからといって、どんどん便利な生活にしていっていいものだろうか。ヨーカ堂は夜11時まで、イオンは24時間営業です。長時間営業がもたらす電力の消費、使い捨て容器の氾濫によるごみの増加、若い世代の夜型の生活に振り回される幼児への影響などなど。

 この話を聞いて、現代はものの豊かさや便利さを重視した生活になっていると感じました。夜は買い物はできなかったけれど、不便を感じなかった以前の生活を懐かしく思いました。

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