これはオーストラリアで行われる米豪合同演習に自衛隊が今月下旬に参加するという記事だった。国内で日米合同訓練というのは聞いたことがあるが、自衛隊は国外で米国以外の部隊とも合同演習をするのかと驚いた。
そして翌日(6月7日)には「自衛隊が市民を監視していた」という事実。国を守るはずの自衛隊が逆に内向きに動き出しているというのか。戦前の調査権限を乱用し、国民の権利を侵害し続けた旧軍の憲兵隊の姿がちらつく。
自衛隊の調査の内部資料に写真家の森住卓さんの名前があった。品川でも森住さんのイラクの子どもたちの写真上映が行われて私も見に行った。反戦を主張する内容のものではなく、多くの罪のない子どもや非力の住民が戦禍で苦しんでいるそのことを訴えるものだった。
自衛隊が巨大化し、権力を強め、そして市民に圧力をかけてくる。
防衛庁を防衛省に格上げし、憲法を改正し、戦争をする国にしようとするかのようなこの動きは、皆で阻止しなければならない。憲法9条を守り、戦争をしないと決めた日本を誇りに思う人がつながっていこう。
写真は道路横断の亀に遭遇。渡りきるまで見守っていたら、シャッターチャンス!を逃してしまった…