品川区議会は臨時議会を開きます

  品川区の緊急経済対策の補正予算案が1月14日の議案説明会に出されました。中小企業のつなぎ資金の拡充、前倒しの公共事業や物品の購入、雇用の創出や委託事業、公共事業前払い制度の基準緩和など130件の事業です。

おおよその事業費は15億円で、そのうちの半分が2008年度中の支出で、残り半分が債務負担行為といって2009年度に継続して事業を行う経費となります。

経済対策として中小企業資金融資あっ旋の3年間無利子や公共事業の前倒しの事例として09年度計画の地域センターのトイレ改修やきゅりあん、照明設備改修工事など、中小企業センター会議室の椅子や机、保育園や幼稚園の備品の老朽品取替えなどの物品購入。そして放置自転車の指導強化による人員確保、水辺とみどりの実態調査員、介護保険事業所での雇用促進と2級ヘルパー資格の取得支援など雇用創出につなげようというものもあります。

そして例年2月議会で年度中に契約だけは済ませ4月から事業開始が出来るようにするための0債務負担という補正予算をしますが、少しでも早く事業が開始できるようにと今回の補正予算の中に路面改良や道路バリアフリー事業などが入っています。
自治体によっては、今回の経済対策に関することが議会の審議を経ずに、専決処分(区長の判断で事を行い、議会には事後承諾で済ますこと)とするところもあるようですが、品川区議会は臨時議会を1月19日10時から開催します。本会議に条例改正1件と補正予算が上程され、本会議の休憩中に常任委員会を開き議案審査を行い、再び本会議を開いて採決をします。いづれにしても区内事業者に仕事が回り、新たな雇用を見つけて、この不況を乗り切るように区として積極的に支援していくことが必要です。(井上八重子)