ひらひらと頭上で手を振る拍手

聴覚障害者大会が開催されました

  第56回東京都聴覚障害者大会が11月15日(日)品川区きゅりあんで開催されました。
1951年に東京ろう者協会が創設されて以来、定期総会が行われているそうで、第31回大会から地域協会の主管となり、品川区が初の2回目開催になると実行委員長の品川区聴覚障害者協会会長の佐々木敏恵さんより挨拶がありました。

都知事(代理)、濱野品川区長、都議会・区議会議長、都議会会派幹事長、区議会会派幹事長が来賓として出席しました。私は幹事長代理で出席させていただきましたが、東京都全体の大会なので、きゅりあん8階の大ホールが満席でした。挨拶では異口同音にこの大会を成功させるために協会関係者の方や協力者の方のご苦労をねぎらう言葉がありました。本当にお疲れ様でしたと私もお伝えしたいと思いました。

当日までのご苦労もさることながら、当日の会場となったきゅりあんの大ホールまでのアプローチの不便さには閉口したのではないかと思われます。「受付は6階」という表示案内があったのでエレベーターを降りたそれらしき人や、スタッフジャンパーを着た聾者の方々がヤマダ電機の6階で部屋を探している姿が見られました。駅の方から来た人はヤマダ電機側のエレベーターを利用する場合に7階まで上がり、反対側の別のエレベーターに乗り換え6階に下りないと目的地には着かないのです。

品川区区民総合会館なのかヤマダ電機なのか・・・

駅に近いという好条件は帰りの際にはとても便利という評価なのかもしれません。会場へのアプローチ、特に大ホールやイベントホールは利用者の立場で、エレベーターの案内表示を親切に分かりやすく改善する必要があることを痛感しました。駅と反対側のエレベーターを区外からの来訪者が利用することは稀ですよね。

何はともあれ盛会な大会であったことはなによりです。(井上八重子)

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