第3回を迎えた社会貢献見本市

品川で出会う・つながる・助け合う2011

小林けさみさんとたすけあいワーカーズたんぽぽのメンバー
小林けさみさんとたすけあいワーカーズたんぽぽのメンバー
きゅりあん7回のイベントホールに品川区社会貢献活動団体が集まりました。2月26日(土)10時から始まったこのイベントは今年で3回目を迎えます。1年目から実行委員会形式ではありましたが、初年度は随所に品川区企画部の顔が見えていました。しかし今年は会場の雰囲気も活気があり、参加者みんなが楽しんでいるということが感じられました。

品川区の地域貢献団体に登録しているのは79団体で、その中の66団体もが会場に出展しました。あちこちで活発に活動紹介が行われており、出展者も交代で他のブースを回って交流をしている姿がありました。パネル一枚は区の提供だそうですが、後は各団体が自前で準備したものだそうです。それぞれに工夫がされていて、面白かったです。

私が助け合いワーカーズたんぽぽでお話をしている時に声をかけてくださった方がいました。その方は民生委員をしている方で、家に閉じこもりがちの一人暮らしの女性から、どこかでお花でも教えてくれるところはないかしらと相談があったというのです。年金暮らしなので、花代ぐらいの実費で教えくれるようなサークルがないかと探しに来場されたのだそうです。

高価で豪勢なお花でなくても一輪でも、お花を通したかかわりはできるかもしれない。シルバーセンター(高齢者は無料)を借りて、ボランティアで教えてくれる人を探して、地域のお花屋さんに交渉して、一人二人から始めてみたらどうですか?フラワーアレンジメントでもいいですよね。そんな会話に人が集まってくるのはこの会場の雰囲気がなせる業かも。

なければ自分たちでつくっていく。これは究極の市民自治。私はこのイベントの趣旨はそういうことだろうと理解しています。市民自治があちらこちらで展開していく予感がしました。品川・生活者ネットワークは「市民が元気なまち・しながわ」をめざしています。(井上八重子)