来年3月29日新ルート運用開始発表に抗議の集会/五反田情報発信拠点
国土交通省は都心低空飛行ルートの運用には、地元の理解を得ると公言して、その表向きのポーズを隠れ蓑に、結果ありきのごとく関係自治体との連絡会、首都圏航空機の強化に向けた協議会、国土交通大臣記者発表と1週間の間に、ことを進めてしまいました。
品川区で反対運動を中心に行ってきた、品川低空飛行に反対する区民の会が主催する抗議集会が、8月27日中小企業センターのレクホールで行われ、私も参加しました。会場には120名の方が集い、区外の方の参加もありました。
会場からは、自分の生活守るためにもっと怒らなくちゃ!なんでみんな黙ってるの?もう終わってるでしょう!!という切実な訴えがありました。現在小型飛行機による、検査飛行が始まっていますが、これを12月まで続ける国交省の狙いは、住民にこの音を聞かせなて、慣らすことが目的ではないかと想像します。実機飛行ではこのような音で収まるわけがありません。
先日、国交省が五反田に設けた、飛行機の騒音を体験できるという施設に行ってきました。都営地下鉄構内にあることは知っていたので、階段を下りていったのですが、一切案内が見当たらないのです。仕方なく、改札に入る駅員に尋ね、A1・A2の出口の方だということを確認しました。施設を多くの方に活用してほしいなどとはこれっぽっちも思わない国の体質を感じました。丁寧な説明というのが嘘っぱちですね。たまらず、ネット事務所に戻ってから、国土交通省に電話を入れました。(私)構内に設置場所の案内の一つもないのはどういうことですか。(対応された橋本さん)ブースを借りているだけなので、張り紙などの掲示する壁は借りていないのでできません。(私)税金の大金をかけて設置した施設、丁寧な説明に使うよう案内など対処してください。(橋本さん)ご意見として受け承ります。(私)受け承ってもらうのは結構ですが、早急に対処して対処の結果を教えてください。と連絡先を伝えました。
それから、品川区都市環境部の中村部長にも区から案内板を早急に付けるよう申し入れするよう要請しました。国土交通省には伝えますということでした。あれから1週間ほどたちます。ご連絡いただけてないので、また電話しなくては・・・。
ここに行って驚いたことは、A滑走路とC滑走路に着陸するルート下よりも中間地点とおもわれる場所の騒音が一番大きいことです。1時間に44便の音が共鳴して聞こえるぐらいのことが、来年3月運用時から起きるのではないか。他人ごとでは到底いられません。こんな住民の生活を破壊する無謀な計画を許してはなりません。もう決まったこと、とあきらめることだけはしたくありません。今後も一緒に声を上げていきましょう。(井上八重子)