生活者ネットサロンをオンラインで開催
久しぶりの投稿です。
7月29日18時から品川ネット事務所で生活者ネットサロンを開催しました。第2回定例議会の本会議の様子や常任委員会での審議の内容を、吉田ゆみこと田中さやかが報告しました。
今回初の試みとして、オンラインでの開催にも挑戦しました。私は、事務所で二人の議員が報告する様子を館山の自宅のパソコンで視聴することができました。遠く離れていても、一緒の時間を共有することができて、情報を得ることもできました。
COVID-19の影響で必要に迫られた感はありますが、やってみようというメンバーがいて、サポートしてくださる方がいて初の試みとなりました。事務所や会場には行くことはできないという方にも参加していただけるようになるのではと今後に期待しています。
議会報告ですが、吉田ゆみこは本会議の一般質問の新型コロナウイルス感染症の影響で必要となっている被雇用者支援策や福祉政策について区の答弁などを中心に報告、田中さやかは建設委員会で審議された羽田新飛行ルート9件の請願陳情と戸越公園駅高架化に対する請願、コミュニティバスの検討経過を報告しました。
ここで私が興味を持ったのは、『令和2年請願第4号 品川区議会から東京都へ、東急大井町線戸越公園駅付近における鉄道立体化の早期事業化に向けた意見書提出を求める請願』です。報告の捕捉に6月29日建設委員会議事録(42ページから)に目を通しました。
今回のケースの高架化工事の費用按分は、鉄道会社より国と自治体負担大きいということを知りました。議事録では一般的に、国の補助金が約42%、都が約30%で、区が約13%で、鉄道側が約15%と担当課長が答弁しています。
最終本会議で吉田ゆみこがこの請願に反対する立場で討論を行っていますが、新型コロナウイルス感染症で国民も都民も疲弊して、感染防止や健康管理、医療体制の強化、そして経済活動への財政支援を最優先すべき時です。さらに梅雨前線の停滞で同時期九州では豪雨被害が起こっており、東北地方でも河川の堤防が決壊と全国に被害が広がっています。昨年尾9月の台風では東京も水害が発生しています。避難所の3密対策と共に東京都の災害対策も喫緊の課題です。政策の優先順位として、『今』工事推進を東京都に要望する意見書は控えるべきという判断は当然です。
議事録を読んで、2つの不思議がありました。
一つは「東急大井町線戸越公園駅高架化事業と周辺まちづくり(補助第29号線整備)とは別の事業です」という理事者の説明です。事業自体は当然、別です。しかし『戸越公園駅周辺まちづくりビジョン基本計画』の中にまちづくりの目標として、補助第29号線整備及び鉄道立体化を契機としたまちづくりの推進と一体的なまちづくりをめざしていると明記されています。
もう一つは委員長の議事進行です。田中さやかと理事者の質疑の合間に「日付についてそこまでこだわった質問をされるのはあまり意味が感じられませんので、まとめていただきたいと思います。」と発言していることです。
委員の質疑の内容がどうであれ、議員は質す必要があると判断して発言しています。その発言に対して、委員長が『意味を感じない』などという発言を残して進行をしていることにびっくりしました。(井上八重子)