区議会議員補欠選挙 いながき孝子は市民の議席獲得ならず

品川・生活者ネットワークと田中さやか(左)、いながき孝子、吉田ゆみこ(右)は力を合わせて、新たな一歩をスタートします。 (2022.10.1大井町阪急前の最終フィナーレ) 

 

 

候補者擁立総会から2か月という準備期間で9月25日の告示日を迎えました。
怒涛の2か月、生活者ネットワーク総力を挙げて戦った補欠選挙でした。

結果は、13360票という有権者の方の大切な票を投じていただきましたが、立候補者7人中5番目という結果で、いながき孝子は市民の議席を獲得することはできませんでした。市民の声、現場で苦難を抱えている人たちの声を区政に届け、解決に向けて調査を行い政策にまとめ上げていく生活者ネットの議員を「政策を決定する議会」に送り出せなかったことは、本当に悔しく残念でなりません。

いながき孝子の街頭演説は、国政政党の国会議員が応援に来る演説会とは違い、地域に根差した活動をしている人たちが応援に駆けつけてくれました。市民自治のまちづくりをめざす生活者ネットワークの宝です。40年活動を共にしてきた生活者ネットワークの仲間たち、そして福祉の充実や脱原発、トップダウンの都市計画や羽田新飛行ルートの固定化回避のまやかしなど、テーマは様々ですが、生活現場からの市民の多くの訴えを聞き、有権者の皆さんにも届けてきました。この訴えこそが自治体議会で意見を戦わせ解決しなければならない問題です。

 

今回の選挙は誰が当選しても「新しい区長」の誕生という区政を変えるチャンスであったにも関わらず、投票率は35.22%(前回32.71%)で微増という結果でした。
制度をつくるのは国ですが、運用を決めるのは自治体です。品川区のまちづくりの方針を打ちだすのは首長、そして決定するのは議会です。「政治が変われば、生活が変わる」国の言いなりにしか発言しない議会の議員構成を変えることが、どうして必要なのかということをもっと丁寧に訴えていくことが必要でした。地域政党の生活者ネットワークだからこそ、地域に根差した課題を政治的に解決する役割を果たせると自負しています。

 

品川・生活者ネットワークは、誰もが「私らしく生きるための政治」の実現をめざして、来年4月の統一地方選挙に向けて、新たな一歩をスタートします。